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チンクエチェントを墓場から引きづり戻して、リセールしようという再生工場の前にて。小粋なイタ車といえば必ず登場するFIATの500だよ。ルパン3世では峰富士子ちゃんが海岸通りのタイトなコーナーを、この車を駆って走り抜けていったっけ。あまりにもコナーリングスピードが速いものだから、ボディとは右へ左へ湾曲し、タイヤは悲鳴を上げている。助手席のルパンは車外へ弾き飛ばされそうになりつつ、みたいなシーンだったかな。 綺麗にレストアされたチンクエチェント君は、ミッキーマウスのように可愛いが、室内の狭さは、日本の軽自動車の比ではなく、英国が誇る旧タイプのminiのサイズよりももう一回りスケールダウンしている。この手の車は、付き合い始めたばかりの初々しいカップルが乗るのに限る。狭い分、ずうっと寄り添わんばかりに接近した恰好でいられる。何ともワクワクドキドキさせてくれる、気の利いたシチュエーションを提供していたのだ。

EOS NEW KISS 28-105mm

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