4年間通った湖畔のお客様。
難問ばかりあったけれども、今となっては何てことはなくて、
関わった人たちがみないいひとに思えてくる。
そう、今日が最後のご奉公。
送別会をやってくれるというので小さなペンションのようなホテルに泊まった。
翌日も残務処理をしていたが、それも昼ごろには終わって、
あとはもう帰るだけだ。
お客様ともさよならだけど、今のオフィスともこれで縁が切れる。
開放感と虚脱感。
そして新たなミッションへの不安。
湖畔の「文学の森」にある三島由紀夫文学館に立ち寄ってみた。
以前から時間があったら来てみたかった場所だった。
鍛え上げられた本人の肉体とだぶるようなアポロ像が出迎えてくれる。
平日ということもあり、閑散とした場内の展示室を見学。
時代を追った作品紹介が放映されていたので、しばし見入る。
天才的作家の偉業は重々しく高密度で、
圧倒されるというよりは別次元だ。
湖畔は大型台風を迎える直前で、
刺激された低気圧が
湖面を曇らせている。
雲の切れ間から少しだけ入射する弱い光が、
風雅な趣きに欠ける湖畔の情景を彩る。
お世話になった人たちに感謝をしよう。
有難う、そしてこれからもヨロシクって。
身辺がたくさんの変化に満たされている、
「おわかれの夏」なのである。
*Music to sympathize with ; THE EAGLES The last resort
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