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残暑厳しい休日。家の者達がサッカーの交流試合で町田のほうへ行ってしまうと、棚ボタ式にフリータイムが転がり込んできた。
それではと、そろそろやらないとなと思っていたWのオイル交換にでも行こうと頭の中で段取りを付けた。
ヘルメットをかぶるだけで滝のように汗が噴出してくるような、そんなオオヨそバイクとは縁遠い季節の頂点にあるような一日のそのまた一番暑そうな時間帯にWからバイクカバーを久々に解き放ってやった。
CRCやらシリコンスプレーなどで労わってあげている甲斐あって、錆びが出ているようなこともなく、まあまあなコンディションをキープしている。
3回のイグニッションスイッチによってもエンジンは目覚めない。バッテリーも微妙なので、チョークを引っ張ってからキックスタートを試みる。
1発で火が入った。
これでさっき頭の中で描いた段取り通りの休日が過ごせると、ホッとしたのはいいのだけれど、走り出しても一向に涼しさは得られない。熱風地獄。道幅の狭い三鷹通りは路線バスに道を阻まれ、しばらく渋滞にはまりつつバイク屋に到着。
ここはWを購入したバイク屋で、工賃だけ払えばオイル代が無料という、購入者になかなかに素敵な特典がついているのである。その特典を始めて使わせていただいた訳だ。
広目の店内には100台以上のバイクが展示してあって、それ以外はというと、暇そうな店長さんがこちらに視線を向けているだけだ。お客さんはオイル交換をしている間の20分くらいで2組だった。時節柄、バイクを買おうかなどという購買意欲なんて湧いてきそうにないのはわからなくもない。
工賃800円を支払って
バイク屋を後にする。
このすぐ近くにある「ジブリの森美術館」に行ってみようかというのが本日の趣向。
久々にやってきたのだけれども、入場料を支払って入館するなんて気はさらさらなくて、外から雰囲気だけ頂戴しようというものである。
夏休みであるからして、当然館内は賑わいを見せている、あくまで模様。
記念写真を撮る家族連れ、アジア系の観光客さんも多くて、いろいろな言語が飛び交う。「笑って笑って」みたいなニュアンスの言葉を発するカメラマンに呼応して、にこやかに応える子供たちがここでは主役だ。
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