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高架下の駐車場に車を停めて傘をさしつつ街の西側へ。ゴチャゴゴチャっとした路地裏の飲食店や雑貨屋さんや洋服屋さんとかが密集するあたりを歩く。家のものたちは駐車場待ちの間にさっさとお目当ての買い物へ出かけてしまった。単独行動を許されたわけで、山野楽器に野暮用があるくらいのボクは路地裏をふらふらっと歩き回る。
高架下を潜り抜けて駅のほうへ。雨足が強まってきて、本降りになってきた空は昼間の明るさを失い、街灯の光が濡れた道路に反射している。束の間の週末が終わりを迎え、気分転換した頭の中はややニュートラルな方向へ向かったような、いやそもそももう何年も、どこかギアに引っかかりがあって、半クラッチ状態は癒されもせず、死滅するわけでもなく、リセットすることもできない。
休むこともなく金属疲労を起こしつつ磨耗しながら周り続けるギアに少量の油をくれてやる日曜日。やや引っかかりもとれたかなというくらいで、また新しい1週間をこなしていかなければならないのかと思えば憂鬱度も増してくるので、街を彷徨ってみるわけだ。
ともかくこんなふうに平板な2次元の画像を記録していくだけの作業をしているときだけは気持ちがニュートラルだ。「2次元の画像を記録していくだけの作業」とは、写真を撮ってきて、夜だとか朝方だとかにスキャンしたり補正したり、ハイパーテキストな、これまた味気ない縦と横だけの世界に記憶を埋め込んでいく、そんな一連の作業を指している。埋め込んだ記憶には
収差などなくて、例えば来週の同じ時間に見返してみても歪曲しているなんてあり得ないし、ある一定の法則で縦と横の平面の世界に切り取った記憶は保たれているはずだ。
こんなことをもう少し続けてみようかなと、今日のところはそんな結論。
また次の週末は確実にやってくる。


ame-furi;yomaru.net
snapshooting in daily life(kichijyouji).


CAMERA :Nikon D70S
Nikkor Ai-S 50mm 1:1.4

2006.6.18