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東京の西部、運転免許証の更新ではいつもお世話になる府中試験場に隣接している野川公園へふらりと。一昨年に亡くなった信濃町の伯父貴が好きだった公園で、季節のいい時には家族でよく訪れたという話を聞いていた。武蔵野の面影が残るこのあたりに東京都立として運営されている野川公園は、広大な敷地をほとんど自然のまま残し、フィールドアスレチックだとか、緑の芝生の庭園を都民に提供している。18度を越える最高気温と、テレビの天気予報が報じているものだから、たとえ少しの時間でもふらりと、あくまで自由に、何処かへいってみたいと思うのは、何もバイク乗りの特権ということでもないだろう。そんな素晴らしい土曜日だった。梅の花とか撮れる頃なのは間違いなく、久々にF3を持ち出そうと思いたち、50mmの単焦点レンズを選んで出掛けることにした。

ファインダーの明るいことときたら、いつもの相棒D70Sとはさよならしたい衝動に駆られる。
自分の世代というのもあるのだが、1990年代がずっと未来永劫続いてくれていたなら、たぶんボクだっていつまでも時代の中心的世代でいることができたんだろうなと、写真機のあまりにも急激なテクニカルシフトに准えて思うのである。世の中そんなに急いで変わっていく必要はないではないかと。
撮り終えてから、久しぶりに馴染みのDP屋に顔を出す。フィルムで撮れば誰かを頼らないと思いは果たせないのである。やあ、久しぶり、デジタルに浮気したりしてて、えらいすんません(笑)。
フィルム1ロールを撮り終えることの気持ちよさったらないのだ。フィルム巻き上げレバーから伝わるギギギッというフィルムの抵抗が右手親指に撮影の一区切りだよと警告する。なんてわかりやすいのだろう。これで1ゲーム終了ですって、もっと続けたいなら新しいゲームカートリッジを装填してくださいって、ローテクな機械なりに主張するわけだ。そういう主張って、逆らえないし、大事にしないと大時代のカラクリっていうのは、すぐに機嫌を損なうので、注意を要するものなのである。











 





 





 

nogawa park;yomaru.net
Gallery-F

CAMERA :Nikon F3 AI NIKKOR 50mm f:1.4
2006.3.11