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#1 SANGEN-JYAYA 2004.6.5





































4時30分に店を出ると、朝の光が闇をすこしずつ溶かそうとしていた。
朝の訪れを小鳥のさえずりによって、はっきりと確認することができる。
すっかり思考が停止している重苦しい頭で家路につく方法を考えてみたがやはり朦朧として要領を得ない。
とりあえず新しい相棒を取り出してみる。ズシリとした重さを感じつつファインダーをのぞく。
今ひとつ焦点が合わない。眼までやられてしまっている。
商店街入口の提灯は、夜の余韻を残しつつ、まだ灯が入っている。
裏通りの中華料理屋はオーダーストップがかかった直後らしく、店内にはまだ食事中のアベックがいた。
大通りにでる。朝陽が高速の高架の向こうからやってきてこの街を照らそうとしていた。
見上げると、街のランドマークタワーをピンク色に染め上げている。
ふらふらと彷徨っていたらいつのまにか電車の始発の時間になっていた。
夜を街ですごした者たちが家路につこうと電車を待っている。待つこと10分。2両連結の可愛らしい電車がホームに入ってきた。
さあ家に帰ろう。

2004.6.5