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3月というと、転勤だったり、決算だったり(笑)、何かと忙しい月であるのだけれど、その一方で卒業という節目、そう、卒業式の季節でもあるのだ。そしてぼくはというと諸事情により里見先生とお別れすることになった。
6・3・3・4という、学びのサイクルからすれば中途半端かもしれない、2年間という、あまりにも短い時間ながら大変貴重な教えを教授いただいた。身のほど知らずの盆くらなボクを拒むこともなく、あなたは走る楽しさを存分に教えてくださった。教え甲斐のない生徒によくぞ2年間我慢いただいたということだ。
里見先生とのお別れの日、ほんの1時間程度だったんだけれど、ラストランってことでご近所を流した。
最後の勇姿をカメラに収めた。
あらためて眺めるに、錆びひとつを見つけることができないコンディションだ。
お別れかと思うともう少し一緒にいたい気分だ。別れ難い。
そんな寂しさをかみ締めながらゆっくりと走った。
あちらこちらにつばきが派手な花をつけ、梅の花が満開を迎え、モクレンなんかも咲き出して、もうすっかり春なのだと気づかせてくれる。
ツーリングシーズンに完全に突入したというところだ。
オートバイを降りようかなと、真剣に考えたりして、気持ちが揺らいだこのひと月だったのだけれども、結論として、まだまだ降りるのは早いよ、ということに方針が固まったのだ。


卒業の季節に里見先生とはお別れだけれど、新しい相棒が月末にはぼくの家にやってくる。
こんどのは少々錆び付いた奴なんだ。
上級な教授先生でもないし、外人さんでもない。
どちらかというと、背伸びしなくていい、ぼくの身の丈にたぶんちょうどいいんじゃないかっていうくらいの奴だ。
「外人そっくりさん」とも呼ばれるし、「神話の系譜にありながらいま一歩な末裔」との批評もある。
だけどいいんじゃないかなと思った。身の丈に合ったオートバイに乗って、季節を感じながら街中とかを走ったり、湘南の海沿いを走って頭の中をリセットしたり、そんなことができればいいかなと。

で、新しいそいつは、こんなエンブレムの奴なんだ。


sayonara Dr.satomi ; yomaru.net


CAMERA :Nikon D70S ZOOMNIKKOR 35-70mm f:208
2006.3.18