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オートバイで向かった先のCafeでいただく一杯のコーヒーは、例えば精米率25%の純米大吟醸で、鱈の煮付けをいただくとか、特別なスコッチのシングルモルトをクイっと生で一気にひっかけて暖炉の前で暖を取るだとかのように、ともかく特別な時間であることには間違いないだろう。昨日は息子の卒園式で目頭が熱なって、まんまとセレモニーの古典的とも言える演出にのせられた、というか引っかかってしまったが、そもそも「親がなくとも子は育つ」そんなものではないのか。子を思う親の気持ちをヨソに、吸収する情報量が格段に高まって、見る見るうちに生意気にして、わかったような口をきく。少なくとも男親は煩いオヤジだと言われて嫌われていればいいや。これからもオヤジはオートバイカフェでコーヒーでも飲み続けようではないかい。まあそんなことを思いつつ、春先の週末は、膨大な花粉を撒き散らしながらも、穏やかな時間が流れてゆくのである。

Vintage motorcycle shop&cafe ritmo sereno は、武蔵野の面影を深く残す、吉祥寺の外れのほうにある。BMWの旧車をオリジナルコンプリート車両に設えて世に送り出しているというのがココの主な機能というか、市場に受け入れられているところだろうか。最近街でロケットカウル付きのR80やR100をちょくちょく見かけると、ご一緒したI君が言っていた。でも今回ボクは、コンプリート車両もよかったのには違いないが、あずき色した、まったくのノーマルの'88 R80に見惚れてしまっていた。小ぶりのカウル付きだが、フレームからホイールまでが新車のようにリファインされている程度極上のモノサス仕様だ。こんな弾が、ディーラーに展示されている現行車のように何気なくそこに存在しているのが可笑しい。「へぇ~」ってね。



CAMERA :NIKON F3
LENS : Sigma 28-70mm 1:2.8
FILM : Konica-Minolta"centuria super"ISO100
SCANNER : CANON CanoScan5200F(film scan)
2005.3.19