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MINOLTA DiMAGE Xt |
| 里見先生、現る! 里見先生は、リニアモーターカーか、ホバークラフトか? そんな印象をボクに強く与えた。内燃機関から生まれ出ずる回転がドライブチェーンを介してリアタイヤへ伝わる。そして、コンパウンドが仕込まれたトレッドパターンは、アスファルトに張り付き、地面を蹴って前へ前へと突き進む。 そんな“force ”と思し召し荒々しさがない。むしろモーターの回転が巨大なプロペラへと伝動し、大気を後方へ整流を図りながら押しやっているような、そんな感覚がある。其のとき、車体は宙に浮いているがごとき軽やかな印象だ。 5速80km巡航からスロットルをゆっくりと開けてみる。開けた分だけまたフワリと車体が浮上する。B747型のジェット機が時速900kmで飛行しているのにもかかわらず、単に浮遊しているかのような錯覚を覚えることがある。里見先生も同じだ。 きっと「HONDAの4気筒」が何千万リットルのガソリンを消費してテストを重ね、数百戦に及ぶモータースポーツからのフィードバックや、何万人というユーザーの声を通して、絶え間ぬ進化を遂げてきた結果なのかもしれない。 其の歴史は言うまでも無く偉大だし、日本が世界に誇れるエンジンの形なのは間違いない。 今までのVRXとはすべてが180度違った世界だ。どちらが良いとか悪いとかではなくて、違った世界なのだから比較することはしてはいけないものだと思った。 Vの乗り味は、また別の次元でオートバイに乗る喜びを、乗った回数だけ教えてくれたのだから。それらすべての体験は、触覚や鼓動という形でカプセル化された記憶としてボクの体内に残るはずである。 平日ど真ん中の4月8日。最初の講義は、PSから五本木〜駒沢公園〜第三京浜〜砧公園の間で行なわれたことを記録として残しておく。 2004.4.8 |
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