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11月10日 時代錯誤とも言える社員旅行が開催され千葉県は外房にある小湊温泉へ向うことに。永福から首都高に乗り、京葉道を東へ。そのまま館山道へ進んで木更津北で降り、国道409号線を西へ走る。天気予報は10月中旬の陽気と伝え、確かに高速走行は寒くなくて、今シーズンギリギリのコンフォートツーリングの機会が舞い込んだ。
「米沢」という交差点を右折し、勝浦方面へ向って297号 大多喜街道を行くと、単線の小湊鉄道と遭遇。並行して走っていると、なんともフォトジェニックな無人駅が見えた。「上房鶴舞駅」は田畑を焼く煙とその匂いに包まれていた。後で調べるとこの駅は「関東の駅百選」に選出されているそうな。どんなものであっても「日本の名○○百選」といわれれば価値のあるもに思えてくるものである。「関東の駅百選」は鉄道の日の記念行事の一環として国交省で選出し認定したものだそうだ。グルメ、海の景観、森林浴、お寺めぐりなどの各コースに分かれてラインアップされている。
休憩がてら立ち寄った単線の駅を後にした頃には小湊を目指す道に夜の帳が降りて、温度も急激に低くなってきた。秋の軽めの装備に少々後悔しながら道を急ぐが、ここからが長かった。「松野」の交差点で示していたとおりに右折して県道82号線に入った。確かに小湊へのショートカットのコースではあるけれども、走ってみると山越えのワインディングで街灯が一切ない。狭い道幅に上向きのライトで先のコーナーを探る。対向車もそこそこあって、すれ違いに緊張感を伴う。さらに小湊漁港へ降りていく最後の数キロはいろは坂のような下りのヘアピンが続く。暗かったり寒かったりしなければ、それなりに楽しいコースなのかもしれないが、このときは選択したコースを後悔した。
遠回りしたようだったが、170キロという自分の最近のツーリングとしては立派なロングツー。宴会のときはつつがなく過ぎ、翌日は叔父貴の告別式となってしまっていて朝5時40分に宿を出た。かすかに明るさが戻ってきつつある港の風景が見えて、あぁ、こういう場所に一泊したのだなと、家路につく段になって片隅の記憶としてインプットされた。
復路は地元に明るい者に聞いた東京への近道を行った。鴨川まで海沿いの128号で行って「街中でジャスコが見えたら右」ここだけ注意すれば、あとはまっすぐ鴨川有料から館山道を通って東京に戻れるという。確かにその通りの道順でわかりやすいのはいいが、とにかく寒さには嫌気が差す。止む終えず3000円を散財し、禁断のアクアラインへの道へ入線してしまった。うみほたるから先の川崎側のトンネルは景色は無いが、そのかわり単車にとっては最高に走りやすく、ついついスピードも出てしまう道だ。なんといっても寒さをしのぎながら距離を稼げるのがいい。ところが、川崎側で地上に出て、羽田のトンネルを過ぎたころから心配していた雨が。。。雷を伴った大雨にもろに出くわしてしまい、濡れ鼠になるという、秋のツーリングの終わりは惨憺たる状況になってしまったのだった(苦笑)。しかし、これもまたツーリングなのである。
そしてまたバイクでどこかいこう。。。
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